ファンクラブ活動紹介

  「ひょっこりひょうたん島」ファンクラブは、復刻版の放映が始まった年、1991年のクリスマスイブに結成され、活動を開始しました。この会の設立の趣旨は、NHKによる復刻版の制作続行とちくま文庫での台本の刊行継続を基軸に、「ひょうたん島」の復活を草の根から支えることにありました。会報『ひょうたんタイムス』創刊号には「混迷の世界にひょうたん精神の復活を!」と大書きし、その意気込みのほどを示しています。
 
 復刻版の新作がつぎつぎと放映される中で、会員はあっという間に200人を突破し、会報の発行のほかに、博士の声を演じた中山千夏さんや、ディレクターの雪正一さん、ひとみ座の須田輪太郎さんなど、関係者を呼んでのトークライブや交流会をさかんに持ちました。

  NHKの復刻版制作がスローダウンしてくるや、何としてもこれを続行させようと、署名活動を開始、五千人近い署名を集めて川口幹夫NHK会長(当時)に直接手渡しました(93年9月)。このときの回答「前向きの姿勢で善処します」の結果は、ハイビジョン用の作品が2点制作されただけで、その後、雪正一さんの早すぎる死とともに復刻版制作はほとんど不可能になってしまいました。

  それでもファンクラブはくじけません。
「泣くのはいやだ笑っちゃおう」の精神で、「ひょうたん島」という文化の保存と普及のためにいまも活動を続けています。
  NHKが復刻版を制作するのは難しくても、これまでにつくった
復刻版の作品を再放映することは出来るはずだと要請してまいりました。日本の国民的な人形劇として、海外にも紹介していったら良いと思います。このような提案だけでなく、現在、力を入れているのは、「ひょうたん島」の台本をはじめとする諸資料を整理して完全に記録してゆくことです。ちくま文庫から出版された台本には1回から339回までが収録されていますが、「ひょうたん島」は全部で1224回あるのです。会報「ひょうたんタイムス」で、台本の340回から順次掲載することを始めましたが、こういった記録をいつかは本にして、あるいはCD−ROMなどにまとめてこの作品を永遠に記念しようと誓っています。

 2003年1月24日、オリジナル版のDVDが発売されました。2月1日、34年ぶりの新作「人間レコードの巻」が発表され、4月13日から復刻版の再放映が始まりました。4月23日にはCD「ひょっこりひょうたん島 ヒット・ソング・コレクション(オリジナル版)」が発売されました。また「もう一度見たいNHKのあの番組」のファン投票で「ひょっこりひょうたん島」は2位に入りました(1位は「ちゅらさん」)。
2004年3月末日で復刻版の再放映はいちおう終わりましたが、これで放送が終わったのではなく、新しい動きが始まっていす。2003〜2004年に再放映のなかった復刻版の作品(魔女リカの巻、ドクター・ストップの巻)も残っています。
日本国民の心からの願いを寄せてNHKを動かしてゆきましょう。

 ひょうたん島には世界各国からいろんな人が流れ着いてきましたが、「ひょうたん島」ファンも個性派ぞろい。集まると、登場人物の中で誰が好きだとか、あのストーリーの謎はどう考えればいいのかといった楽しい議論で盛り上がります。ただし、それを、いい年をした大人が空想の世界に逃げ込んでいるなんて思わないで下さい。
「ひょうたん島」に描かれた自由の息吹きほどとうといものがあるでしょうか。いまの時代は夢のない時代かもしれませんが、私たちはこの時代にこそひょうたん島民に学び、夢を持って生きてゆきたいと願っているのです。
 
 どうか、「ひょうたん島」に少しでも思い入れのある方は、ファンクラブにご参加下さい。会員になると、台本や挿入歌の楽譜、いろいろな話題や情報が載っている会報「ひょうたんタイムス」をお届けします。「ひょうたん」フリークと出会う機会が得られます。会費は年2000円です。台本・資料の保存についても知恵を貸して下さい。スタッフや協力者も募集しています。コンタクトをお待ちしています。

2022年9月19日、「ひょうたんタイムス」
第54号が発行されました。
                    
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©井上ひさし/山元護久・ひとみ座・NEP21・キャラクターデザイン 片岡昌

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